旅 日 記 | 佐生 憲冶 |
定年前の2012年から、神奈川東海道ウォークガイドの会に参加して2度ほど日本橋~箱根関所を経験して、2015年3月から 単独で箱根峠を越え三嶋~京都へ踏み出しました。とはいえまだ会社勤務を続けていたのでやむなく休日を利用しての継ぎ 足しウォーク。1日約30㎞、初めは日帰り、掛川からは宿泊して2日のウォーク。492㎞をこつこつ歩きました。今にして思 えば、国を分ける『大きな川』をいくつも渡ったことや、広重の浮世絵と今の景色を比べたり、松尾芭蕉はよく歩いたなと か、幕府がこの街道を整備してから江戸城無血開城に至るまでこの街道を歴史を刻んだ色々な人達が駆け抜けてきた時代の変動 を感じます。冬は特に日が短く、昔の旅人がなぜ朝早くから歩くのか実感。また、一人で歩く旧道は時に道に迷い不安になり ますが、そんな時にそこに住む方々が、道を教えてくれ、一緒に歩いてくれ、時には車から土産物のみかんを出して持たせて くれるなど、人の優しさに一期一会を何度も感じることができました。そして2016年4月にはゴールの京都三条大橋にサプラ イズで浜松在住の会社仲間が待っていて祝福してくれました。そんな人の優しさが忘れられず、今は中山道を歩いています。 ここでも歴史を感じながら、人の優しい気持ちにも何度も触れられて嬉しくなります。 |
2017.10.22 作成 2018.3.25 更新 長尾